一人暮らしの気楽さと厳しさ

高校時代から早く親元を離れたいと思っていました。 別に両親と仲が悪かったわけではありませんが、 ひとり暮らしをして自分で何でもやってみたいと思っていたからです。 大学に入学してからアパート探しをしました。 家から通える距離にある大学でしたが、 アパートの家賃は自分で出すという条件でひとり暮らしの許可をもらいました。

最初に入ったアパートは2DKのアパートでした。 2階建ての2階で、3軒あるうちの真ん中の部屋でした。 いまどきにしてはめずらしく、家賃を毎月大家さんに支払いに行くシステムでした。 大家さんはアパートの隣にある民家に住んでいて、かなり年配の方でした。 さてこれで晴れて一人暮らしが始まったわけですが、 生活家電などをひととおりそろえるのに30万円ほどかかりました。 また敷金や礼金で20万ほど。単身引越しの費用等を合計すると60万円ほどかかってしまいました。 学生の身分では大変大きな出費です。

しばらくはひとり暮らしを満喫しましたが、大変なのは洗濯とアイロンでした。 洗濯は3日に1回ほどコインランドリーに行きました。 アイロンは気が向いたときにしかやらないので、どんどんシャツ類がたまっていきました。 一人暮らしの厳しさがこういう形で理解できました。 すべて何から何まで自分でやらなくてはいけないのです。 食器の片付けも、料理も、洗濯、アイロンにいたるまで、とても大変でした。 一人暮らしの気楽さと厳しさが両方わかり、親のありがたみがとても強く感じました。